パンツの補修
1. 自身で丈を測るときは
裾の部分だけに意識が片寄りがちですが、腰の位置も大切です。パンツの上げすぎ・下げすぎにも注意しましょう。また靴を履いた状態で長さを確認しておくと安心です。
2. 生地の縮みに注意
生地によっては洗濯後に少し縮む場合があります。
必ず一度、洗濯やクリーニングをして縮み具合を確認してから、丈の位置を測ると安心です。
3. ステッチ幅の指定
たたき仕上げなど、ステッチ(縫い目)が表から見える状態で裾上げをする場合は、裾の先端からステッチまでの幅も指定できます。ステッチ位置も気になる場合は、必ず依頼時に数値で伝えましょう。
4. たたき仕上げって何?
裾の端を二つ折り・三つ折りにして縫いつけます。表地に縫い目が見え、ほつれにくく耐久性があります。ジーンズ・チノパンなどのすそ上げで、よく見られる加工方法です。
5. 裾上げのステッチが曲がらないように
お気に入りのパンツで仕上がりにもこだわりたい場合は、依頼時に「できるだけ真っすぐでお願いします」と伝えましょう。目立たない部分なのでステッチが多少曲がっていても気にならない方もいますが、注意してほしい時は忘れずに。
6. 「チェーンステッチ」ってどんな縫い方?
鎖の様に縫い付ける方法で、ジーンズの裾上げによく利用されます。何度も洗濯していくと、裾先にヴィンテージ感のあるウネリがでてくるのが特徴です。シングルステッチに比べて、一般的に料金も高めになります。
7. シングル・ダブル加工の違い
シングルは表に折り返しがない、裾をすっきりとまっすぐおろした仕上げ方。ダブルは、裾を外側に折り返した仕上げ方をいいます。どちらもスーツのパンツ・スラックスなどによく見られます。